着崩れしにくい子供の浴衣の着せ方・着付け
可愛い子供に浴衣を着せると更に可愛くなってしまいます!
今しか残せない一生の記念にもなりますし、この夏はちゃんと着飾ってあげたいですよね。
子供の浴衣の着せ方も基本的には大人の浴衣の着方と違いは少ないですが、子供の浴衣の着付けのポイントもありますので、男女別に動画もまじえて説明します。
まず、浴衣の合わせ方は男も女も正面から見て襟元がy字になっていればOKです。
それでは男女別に説明していきます。
女の子の浴衣の着せ方
女の子の浴衣姿はとっても可愛いですよね。
基本的には大人の女性の浴衣と着せ方も変わりませんが、最近は上下が別れたタイプの子供浴衣が流行っていますね。
着せやすいし、トイレもさせやすいので人気です。
裾の長さはくるぶしが出るくらいがちょうど良いです。
↓上下セパレートタイプの子供浴衣の着せ方
途中から女の子は飽きてしまって自由ですね(笑)
でも最後はポーズまで決めて嬉しそうです。喜んでくれるとまた着せてあげたいと思いますよね。
↓着崩れしにくい子供の兵児帯の結び方
こっちのコはお行儀よくじっとしていますね(笑)
折り紙を持たせたお母さんの作戦勝ちかもしれませんね。
ちょっとしたことですが、この動画の帯の結び方だと本当にほどけにくいし、ずり落ちないので、女の子の浴衣の着付けをする時のオススメのやり方ですよ。
子供浴衣の肩上げ・腰上げについて
大人の浴衣は着丈の長さを調節するために腰の所で生地を折って「おはしょり」を作りますが、子供の場合はおはしょりを作ると、よく動くこともあって着崩れしやすいので、あらかじめ肩と腰の部分を折った状態で縫い付けてあり、それを肩上げ・腰上げと言います。
子供の成長に合わせて、この肩上げ・腰上げの縫い付け部分をほどいて縫い直せば数年同じ浴衣を着ることができるというわけです。
男の子の浴衣の着せ方
男の子の浴衣の着せ方も成人男性の浴衣の着方と変わりませんが、幼児の浴衣の場合は付属してるのが柔らかい兵児帯なことが多いと思います。
↓兵児帯の締め方
よく分からなければ、小さな子であれば、女の子の浴衣の帯の結び方でも問題ないかと思います。
こちらは少し堅めの角帯の結び方です。
1番オーソドックスな貝の口という結び方になります。
この2つの帯の結び方を知っていれば大丈夫です。
何度かやってみるとコツが掴めますので、参考にしてみてください。
子供浴衣を着せる上での注意点
まず、薄い肌着を一枚着せてから浴衣を着付けすると着崩れしにくくなりますし、浴衣の変色やカビ対策にもなります。
また、子供の浴衣を着付ける時に、ほどけないようにとあまり帯をキツく締めてしまうと苦しくなってしまうので、結び終わったら座らせたり歩かせたりして苦しくないかコミュニケーションを取りながら帯を結ぶようにしてください。
また子供は汗をかきやすいですが、特に夏は地面に近い子供ほど、ふく射熱によって暑さを感じています。
熱中症を防ぐためにも、こまめな水分補給が必要ですが、特に幼児の場合は体温調節が未熟なので必ず外出前に水分補給をさせてください。
また、汗は蒸発する時に体温が下がるので、お子さんの汗をあまりふきすぎないようにした方が、体内の水分を必要以上に奪ってしまう気遣いもありません。
ちょっとしたことですが注意点に気をつけて、楽しい思い出にしてあげたいですね。